亜鉛の効果・効能と副作用

【サプリ成分シンプル解説】 亜鉛

サプリに配合される成分、亜鉛は様々な働きをしますが、このページでは亜鉛の効果・効能や、気になる副作用についてもシンプルに解説しています。また、亜鉛を含んだ、おすすめサプリをランキング形式でご紹介しています。

【亜鉛】の概要

亜鉛は2,000種類以上ある酵素のうち約300種類の組成に欠かせない大変重要な働きをするミネラル分で、主に細胞分裂や新陳代謝、タンパク質の合成、抗酸化、アルコール分解、免疫活性化、育毛などの働きがあります。

【亜鉛】の主な効果・効能

• 免疫機能を高める
• 味覚を正常化
• 疲労回復
• 育毛効果
• 糖尿病改善
• 男性機能

【亜鉛】の効果・効能

亜鉛は体内のいたるところで働いているミネラル分です。そのため効果・効能も多岐に渡ります。
【酵素の活性化】約300種類の酵素を活性化します。
【細胞分裂や新陳代謝】細胞分裂する際に亜鉛が不足していると、DNAが正しく分裂できなくなります。
【活性酸素の消去】亜鉛はSODという抗酸化酵素の材料になります。
【血糖値を下げる】亜鉛は糖の代謝に必要なインスリンを作るために必要になります。
【アルコールを分解する】アルコール脱水酵素がアルコールを分解するときに亜鉛が必要なります。
【免疫力を高める】免疫細胞を活性化する働きがあります。亜鉛をたくさん摂っていると風邪を引きにくくなるというデータがあります。
【味覚の正常化】亜鉛は味覚細胞の形成にかかわっています。そのため亜鉛不足になると味覚異常になります。
【リラックス】脳内にも亜鉛は多く存在し、記憶や精神の安定に関わっていて、穏やかな気持ちにする働きがあります。
【精子を作る】アメリカでは亜鉛のことをセックスミネラルと呼び、精子の生成や運動，女性の卵巣にも働きかけます。
【胎児の健康な成長】細胞が爆発的に分裂する妊娠中は大量に亜鉛が必要なります。
【子供の健康な成長】細胞分裂が活発な成長期の子供には亜鉛は不可欠です。亜鉛が不足すると身長、体重が正常に増加しない成長遅滞になってしまいます。亜鉛がインスリン様成長因子(IGF)の働きを補助し骨の成長を促進しているという報告もあります。

【亜鉛】の副作用、用法・用量などでの注意点

亜鉛の過剰症は、通常ありません。ただし、一度に２ｇ以上とると急性中毒をおこす場合があります。
ただ、１日や２日といった短期間での過剰摂取よりも、長期間の過剰摂取によって、嘔吐、下痢、頭痛、発熱、神経障害、肝臓障害、貧血などの副作用が起きる場合があります。厚生労働省によると、過剰摂取を引き起こしてしまう可能性のある「耐容上限量」は、成人男性であれば「40mg～45mg」で、成人女性の場合は「35mg」とされています。

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