葉酸の効果・効能と副作用

【サプリ成分シンプル解説】葉酸

サプリに配合される成分、葉酸は様々な働きをしますが、このページでは葉酸の効果・効能や、気になる副作用についてもシンプルに解説しています。また、葉酸を含んだ、おすすめサプリをランキング形式でご紹介しています。

Contents

1 【葉酸】の概要
2 【葉酸】の主な効果・効能
3 【葉酸】の効果・効能
4 【葉酸】の副作用、用法・用量などでの注意点
5 【葉酸】が含まれるサプリおすすめランキング

【葉酸】の概要

妊娠期に欠かせない栄養素として注目されている「葉酸」。
葉酸は、水溶性のビタミンB群の一種です。代謝に関わりが深く、タンパク質や核酸を合成する際に働いており、細胞の生産や再生を助け、体の発育を促してくれます。ビタミンB12とともに、赤血球の生産を助ける造血ビタミンでもあります。
核酸とは、いわゆるDNAやRNAのことで、細胞の核の中にあって遺伝情報を保存し、遺伝情報の通りに身体をつくっていく指令を出すところ。いわば、生命の根幹です。
そのため、赤ちゃんの新しい細胞が作られる妊娠期や授乳期のお母さんにとって、葉酸は必要不可欠な栄養素とされています。2002年からは母子手帳にも葉酸に関する記述が記載されています。

【葉酸】の主な効果・効能

妊活中・妊娠中・授乳中
先天性異常の流産の予防
貧血の予防
子宮頸ガンの予防
心臓病の予防
神経管欠損症(NTD)など胎児の先天性奇形の予防

【葉酸】の効果・効能

葉酸は細胞分裂とＤＮＡの合成に関わる働きをしており、細胞分裂に重要な核酸やチミンの合成に補酵素として働いています。そのため葉酸は新陳代謝や細胞分裂が活発な組織で必要になるビタミンです。つまり、爆発的な細胞分裂をして急激に成長していく胎児や消化器官の粘膜，赤血球の製造などで葉酸は必要になります。
葉酸の効果・効能は、神経管欠損症(NTD)など胎児の先天性奇形の予防・心臓病の予防・肺ガン、直腸ガン、子宮頸ガンの予防・貧血の予防・母乳の出を良くすることなどが知られています。
【葉酸が不足すると】細胞分裂やＤＮＡの複製が正常に行えなくなります。また飲酒や経口避妊薬の摂取で葉酸は消費されてしまいます。特に飲酒量が多い人は葉酸不足になりやすいので注意が必要です。葉酸不足で起こる貧血は、葉酸が不足しだしてから4ヶ月後頃に症状として表れてきます。そのためなかなか気づきにくいのが葉酸の欠乏症です。
また、流産の多くは、胎児の染色体異常・先天性異常がある場合の自然淘汰です。先天性異常の流産に対して葉酸は予防効果があると分かっています。そして、葉酸には子宮内膜を強化する働きもあり、受精卵を守る力を高めてくれます。そのため、妊娠中はもちろん、妊娠前の妊活中からの摂取が効果的とされています。

【葉酸】の副作用、用法・用量などでの注意点

食品から葉酸を大量摂取した場合、体内に蓄積する脂溶性ビタミンと異なり、葉酸は水溶性ビタミンといって汗や尿などから排出されるビタミンであるため副作用のリスクはほとんどないと言われています。
ただし、サプリメントなどで過剰に摂取した場合には副作用のリスクもあると言われ、厚生労働省は妊娠中の目標摂取量として400μgの葉酸の摂取を推奨していますが、１日1000μgの葉酸摂取を継続的に続けた場合には副作用のリスクが上がるとされています。副作用の症状としては、食欲不振・むくみ・吐き気・かゆみ・不眠症・呼吸障害・亜鉛の吸収率低下などが報告されています。